ぐそく

ぐそく
I
ぐそく【具足】
(1)物事が十分にそなわっていること。 過不足なくそろっていること。

「~円満」「基督(キリスト)は最高度に芸術家の態度を~したるものなりとは/草枕(漱石)」

(2)皆具の鎧(ヨロイ)。 また, 単に甲冑(カツチユウ)。
(3)「当世(トウセイ)具足」の略。
(4)家具。 調度品。

「手なれし~なども心もなくて/徒然29」

(5)連れて行くこと。 同行すること。

「女性~をしたる体に見せて/太平記2」

(6)そえること。 また, そえる物。 特に, 強飯(コワメシ)にそえる盛り物。

「高坏に八種の~し/御伽草子・文正」

(7)身に備えていること。 所有すること。

「至つて心つたなき物はわが身に~したることをだにもわきまへず/仮名草子・伊曾保物語」

II
ぐそく【愚息】
自分の息子をへりくだっていう語。 豚児。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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